目の不自由な人ための美術館の楽しみかた

少し以前に「目の不自由な人のために美術品に触って展覧会を楽しむ」ガイドツアーがあるという新聞記事を知ってとても嬉しくなりました。これまで、美術館での作品案内といえば、録音されたメッセージとか、点字説明とかだと思っていてました。実際に作品に触れて鑑賞するというのは知りませんでした。

以前ボランティアをしていた盲導犬育成学校で目の不自由の人たちが、フォントを拡大したり、音声読み上げ機能を利用してメールを読んでいるのを目にするたびに「ある目的を達成するためには、いろんな方法があるなあ」と思ったものです。

いろんな文化や宗教が混在するあめりか暮らしの中では特に、「相手の答えを想定しない」「思いがけない反応が帰ってきた場合は、『なぜ、そうなのか』という理由を聞いてみる、考える」を心がけています。立場の異なる人たちにむけて、情報や文化へのより多様なアクセス方法がこれからも、どんどん増えていけばいいなあ、と思っています。

ちなみにThe Music of Modern Artでは、目の不自由な人に向けた特別プログラムだけでなく、その他の障害を持った方に向けたサポートについて書いてあるページがありますので、もしよろしければ、どうぞ。