国産検索エンジンはなぜ必要なのか?--経産省担当者に聞く CNET Japan

CNET Japanサイトに興味深いインタビュー記事がありました。この前の「日本製のサーチエンジンって?」の答えになるような感じのインタビューです。ちなみにこの国産検索エンジン開発プロジェクトの名前は「情報大航海プロジェクト・コンソーシアム」というらしいです。


興味深かったのは「自然言語処理技術」について。

「でも、『自然言語処理でなにができるの?』と言われてしまって、研究者が冷遇されてしまっているのが現状です。」
あれ?これって。と思い出したのが「ザ・サーチ」中のジョン・バッテルさんとグーグル開発者さんのやりとり。(今、手元に「ザ・サーチ」ないので定かじゃないですが、あらすじは以下のようだったと思います。)


バッテルさん 「これからどんなものができたらいいと思いますか?」
グーグル開発者さん 「んー。SFのように(「スタートレック」と具体的に名前を上げられてたと思う。でも「スターウオーズ」だったかも?)、『コンピュータ、これはなんですか?』って自然に話しかけるように質問するだけで答えが返ってくるようなものを作ってみたいですね。」


グーグルの開発者さんが「こんなものが作れたらいいじゃない。」っていうアイディアが実は日本国内では「それで?」って思われてるってことなのでしょうか?それとも技術的に深ーい視点ではまったくちがうことなのでしょうか?


個人的には「やっぱり日本的だなあ。」と思いました。「技術的にとても優れたものを持っている。」というのも日本的。記事の合間から感じられる「先行検索エンジンに追いつけ追い越せ。」的なトーンも日本的。これだけ多くの異なった機関から参加されるのだから意見をまとめられるのも大変そうです。いいものが成果として現れてくれたらいいですよね。


ところで、4ページ目には梅田望夫さんのお名前もあがってましたよ。「いま、検索技術も同じような状況が起きています。Googleが(梅田持望氏が提唱する)「あちら側」にすべてのサービスを用意している。」あれ、お名前の漢字がちがってる、ような。