海辺のまちで

まったく予定外に峠を越えて海辺の小さなまちに夕ご飯を食べに出かけました。夏の間は、街からのひとたちで混み合う道路も今日は地元のひとだけのよう。背の高い木々がぎっしりの山の端にうすむらさき色の雲がかかってまるで絵のようでした。

砂浜まで、もう2ブロックあたりの曲がり角をまがったところで、鹿が森から飛び出してきましたが、ありがたいことに彼のほうも「し、し、しまったっ」とくるっときびすを返して、来たみちへとかけ戻ってくれました。あーる君が、とっさにハンドルを切ったのもさいわいして、鹿も私たちも無事でした。鹿は道の真ん中で立ちすくんで止まってしまうこともあるので、今日みたいな例はラッキーです。

あーる君がテキトーに選んだお店。とても雰囲気がよくて、ご飯がおいしくて、これまたラッキー。お料理を「盛りつけもきれいだなー」と眺めながら、「こーゆー場合に、『ぱしゃっ』と写真を撮ればいいのかなぁ?」。でも、何となく気が引けて、結局、撮らずじまい。あぁ、またまた写真が無いまま...。

でもね、ご飯を食べてるときって、一緒の人たちといろいろ話をするし、そのあいまにカメラ(とか携帯)を取り出す、ってなんだか苦手なんです。写真ありのエントリーへの道はまだまだ遠い。とほほ。