見知らぬこどもたちへのお年玉

いよいよ、今年も残りわずか。新年のお出かけに向けていつもお世話になっている美容師さんに「今年最後のお願い」をすでに予約ずみの方も多いのでは。「新年には心機一転、髪を切って新しいスタイルにチャレンジ!」と考えているひとに、ぜひ、知ってもらいたいのが、「髪をプレゼントする」ことができるLocks of Love(http://www.locksoflove.org/)というチャリティーグループ。



これは、医学的な理由で髪が抜けてしまい、かつらが必要な子供たちのためのチャリティー。人の髪の毛から作られるかつらは高値なのだそうですが、それを、経済的に恵まれない子どもたちにプレゼントしようというものです。

私がこのグループについて知ったのは、昨年、髪をかかりつけの美容師さんに切ってもらった時。「切った髪、どうする?」と訊かれ、「ええっと、特に考えてないけど、どうして?」と質問したところ、「これ、送ってあげたら、誰かに役立ててもらえるのよ」と教えたもらったのでした。「でも、こんな長さでいいのかなあ。髪質だってちがってるだろうし」と思わずためらいました。でも、「ううん。子どもの頭って小さいから(!^^)これだけ、あればじゅうぶん。それに、先方でちゃんとしてくれるから」という彼女の言葉に「じゃ、送ってみる」と、切る前に髪を束ねてもらい、切った分を家に持ち帰り、指定の宛先に郵送したのでした。最低限の長さ(10インチ=25.4cm)、それに「髪はポニーテールや、三つ編みに束ねた状態で送付」他などという指定はありますが、人種や年齢、性別は不問です。



「ただの髪じゃない」と思われるかもしれませんが、ぜひ、サイトにアクセスして子供たちのかつら「着用前」、「着用後」の写真を見てもらいたいなあ。そして、もし、伸ばしている髪を切る機会がある人には、思い出してもらえたら、と思います。